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情報発信者としてのClubhouse楽しみ方:アウトプット編

今さら感があるけれども、自分が感じていることや考えていることってしばらくすると忘れちゃうので、備忘録的にクラブハウスの楽しみ方についてここ4週間で気づいたことを記しておきたいと思います。

目次

クラブハウスとは

クラブハウスとは音声のみのSNSとして普及していますが、2020年春頃に公開されたSNSで、機能や安定性などまだまだ発展の余地があると考えます。

ですが、私は今の状態を「ゴチャゴチャいろんな機能がない、発展途中かつシンプルなツール」として受け入れていて、必要最低限の機能しかないから逆に面白いとも感じています。

現在でもSNSの特徴である「繋がれる」「情報発信ができる」「仲間とグループを活性化できる」「ファン層を形成できる」などがあります。これら全てのことがClubhouseでもできます。

他のSNSとの大きな違いは記録を残せないこと。

クラブハウスは原則として録音禁止、つまりルーム等で話した内容が音声記録として残りませんので、アーカイブ視聴ができない。つまり「今を楽しむしかない」ということです。

これはこれでSNSとしては素晴らしいこと。でも同時に表裏一体だと思います。

なぜならファン形成をしたいインフルエンサーは、ひとりでも多くの人に自分の発信を聞いてもらいたい訳です。

YouTubeライブやFacebookライブでは「ライブ感の臨場感」を経験できると同時に、急用などがあってもアーカイブで観れる・聴けることもできるおかげで「後から視聴」の方もファンとしてどんどん取り込んでいける。

アーカイブが残らないClubhouseでは、食事時だろうが週末だろうが自分のチャンネル(ルーム)を聴きにきてくれるコアなファンを惹きつけることができる反面、その瞬間を逃してしまった人には届かないので、いわゆるバズるチャンスが少ない

結果クラブハウスをプロモーションやファン層拡大ツールとして使いたい場合、できるだけ長時間ルームを継続しなければならなくなってしまうので、割とツラい、笑。

クラブハウスの特徴

何日かルームを視聴、オープンしてみて私なりに気づいたことをまとめました。

  • 展開が早い
  •  話の流れで、、、が多い
     コラボや新しいビジネスなど、どんどん広がる
     ClubhouseからTwitter、Instagramで繋がることもできる(ケド、Facebookで検索するとスピード感アップ)

  • 始めるハードルが低い
  •  ノーメイク、パジャマでもOK!という気軽さ

  • 情報感度が高い人多い
  •  日本の使用者はインフルエンサーから広がっている

  • 国境がない
  •  アメリカ発のSNS

他のSNSと異なるのは「今」を共有しているからか、リアルで会った時と同じくらい急速に人と仲良くなれる(気がする)。ルームで話をして”出会った”方と、次のコラボの話になりやすく、翌日に一緒にルームをすることになったりする。

もちろん、その場だけ、の人もいて、私も既に二人くらい適当に誘われたけどこれはリアル、オンライン関係なくそういう人はいる。むしろ、話の流れで決まったことをちゃんと実現してる方はものすごく尊敬。実際にものすごく著名な方が、参加者の方からルームのお願いされてて「いいですよ」と言った翌日、その方とルームを立ち上げてて一気にファンになった。

国境がないというのもすごく感じることで、私が立ち上げたルームには必ずといっていいほどアメリカやオーストラリア在住の方が参加してくれて(英語トピックじゃない時も)急速に世界が繋がる感じが面白い。今後、アジアで増えてきたら[11カ国の人が参加!]みたいなルームもできるんだろうなぁ。楽しみ。

クラブハウス初期はタレントがたくさん

初期の頃はいろんなタレントや著名人がルームをやってて、ラジオのような番組も多かった。最近はかなり減ったような、、、

クラブハウス日本上陸から1ヵ月が経って

にわか沼ってる方が減ってきた反面、ひとこと「安定してきた」と感じます。

安定とはどういうことかというと、、、

  • 毎日同じ時間に開催する人が増えてきた
  • 別メディアのインフルエンサーが続々参入
  • 無言フォロー部屋が減ってきた
  • 雑談→テーマ性を持ったルームが多くなってきた

新しいSNSということで2月はじめは特に、まだまだ無名の方が成り上がれる(笑)メディアだなという感じだったのが、他メディアで既に影響力を持っている人が参入してきたことで、いい意味でも悪い意味でも「安定」してきています。

これはルームの内容もそうだし、煽るタイトルをつけたからバズるんじゃなくて、インフルエンサーのルームには数百人、数千人が参加するという、著名な方のルームが”人気”になる現象が起きています。

ただ、これらのルームにいるのは「ながら」聞きの人も多いんじゃないかと思うんですよねぇ。

その点、数人〜数十人でやっているルームに10分、15分以上参加されてる方はスピーカーにご招待すると受けてくれやすい。

私を含めた、まだまだこれからって人は、少人数のルームでも開催回数を重ねることで、じわじわとコアなファンを増やしていくのがオススメ♪

クラブハウス楽しみ方

という訳で、主に「発信者」としての目線から見たClubhouseの楽しみ方についてまとめました。

1. 習慣化の練習
毎日、毎週の発信を習慣化したいという方にはとってもオススメ。形に残せないClubhouseは急な時間変更やキャンセルがしにくい。そのため「お知らせしたらやらなきゃ」となりやすく、特に私のような3日坊主、やるやる詐欺女王(笑)にはいいストレスとなる。結果、続けやすい。

2. インプット→アウトプット
アーカイブが残らないからリアルタイムで新しいアイデアをアウトプットしやすい。参加者やスピーカーとの会話の中から、いい化学反応も起きやすく、他の参加者からの反応も早い。

そんな理由から、公開企画会議に最適!聞いた内容をそのまま書籍や記事にするというよりは、アイデアをアウトプットして反応を見ながら、後でじっくり分析していくイメージ。

3. お客様の声を集める
リアルタイムで参加者、つまりお客様からの声を集めやすい。スピーカーに上がってきちゃった以上、なんか話さなきゃって思ってくれるしね。(あ、心の声がダダ漏れだわ)

ブログとかYouTubeとか大事だと思うんだけど、なかなかフィードバックが届きにくいので心が折れちゃうのよね、、、(更新が滞っている言い訳ですね)

4. 今まで会ったことない人と繋がる
タイトルを見て知らない方がフラッと来てくれる。そして知らない人といきなり仲良くなれるのがClubhouseの魅力。コラボや仕事にも繋がりやすい(気がする)。

5. 話す練習ができる
声だけのSNS:声だけでも伝わることは多いことに改めて気づかされる。

録音NGだけど、スピーカー本人は自分が話しているところだけでも録音しておくといいと思う。滑舌、声の大きさ、感情表現、話の長さ、話題展開スピードを振り返って聞いてみると、自分の課題がわかる。あーとかうーが多いな、とか、キンキン声だな、とか会話の展開が早いというよりは落ち着いてない気がするな、とか。

朝ちょっとやって、振り返りをして、昼にまた開催して、、、を繰り返すと数日ですごく伸びると思う。

スマホ(マイク)の位置、表情、姿勢、洋服など、見えないところも意識してみるとすごく反応が変わるということもある。話し方同様、いろいろやってみてセルフフィードバックをしつつ、改善を重ねていくのが良さそう。

クラブハウスのこれから

まだまだ課題と感じているのがモデレート力。他の方のルームを覗いていると、委託されて(依頼されて)モデレーターをやっている方をお見かけしますが、そのほとんどがなんというか、、、残念。

元アナウンサーといった方が多いようなのですが、声や話し方はとても聴きやすいけど、台本がないトークに弱いと感じる。

テレビやラジオだと全てスクリプトが用意されていて、通常は脚本家が作ってくれるのが、クラブハウスだとそうはいかないのだろうなと推測。その場限りの流れで話が展開した方が面白いメディアなのに生かせてない気がする。

トークが上手というよりは、コネクターとして他の著名人や業界の方にお声がけしてくれるから、という理由でモデレーターを頼まれているケースが多いのかなぁと個人的に残念に思います。

Clubhouseのルームは、独演会というより何人かのモデレーターでワイワイ話していた方がやってる方も聞いている方も楽しいので、数人の話好きな方をうまくモデレートしつつ、参加者からもグイグイ引き出せるような神モデレーターが増えるともっと盛り上がるのかなと思います。

私としては会社員になって10数年間、ビデオ会議もない頃から電話だけでイギリス、アメリカ、中国、インド、香港、韓国、シンガポール、イタリア、フランス各国同僚たちとの会議をファシリテーションしてきた経験が生かされるとあって、俄然成り上がる気満々

アラン&バーバラ・ピーズのClubhouseデビューイベントを開催してみて思ったけど、英日通訳入りファシリテーションは私の十八番なので。

著名なインフルエンサーも含めまだまだ試行錯誤が続いている状況(に見える)ので、いい意味で今後が本当に楽しみ!

そして人をエラそうに批判するだけじゃなく、自分もどんどん成長していかなきゃ。(←ここが一番大事。継続もね、マサエ)