8ヶ国語を話すマルチリンガルの個人ブログ

タイ料理食い倒れ紀行

大阪と書いて「食い倒れ」と読む。関西出身の私は幼少の頃より、そう教えられて来ました。しかし大人になると大阪の他にも、世界には様々な”食い倒れ土地”があることを学びました。台湾しかり、イタリアしかり、トルコしかり。

そんな海外の”食い倒れ土地”の中でもダントツなのがタイ。タイ料理といえばトムヤンクン、パッタイ、タイカレーなどが有名ですが、他にもたくさんあります、美味しいものが。というわけで、タイのオススメフードをまとめてご紹介いたします。

一言で言うとタイ料理は「全ての味がハッキリしている」辛い、しょっぱい、甘い、酸っぱいが時には「全て」、そして「かなり」、主張しながら混在しているのがタイ料理。たとえばトムヤンクンは「酸っぱい+しょっぱい+辛い」。パッタイは「しょっぱい+甘い+時々酸っぱい」。好き嫌いが分かれるパクチーと言う香菜も入っています。タイ料理で使う調味料は実はとてもシンプルで、基本はナンプラー、塩、レモン(ライム)、砂糖、唐辛子、味の素(笑)のみ。あとはパクチーやレモングラスに代表されるハーブの使い方で、お料理の味に深みが出てくるのです。

タイ駐在3年目に突入した私の友人は、実は辛いものがニガテ。だからタイ料理より、日本食の方が食べることが多いそうですが、タイ料理好きの私にお付き合いして毎日いろんなお店にお付き合いしてくれました。

まず初日にコ・ランタ・リゾートで食べた、白身魚のレモン蒸し。味付けは塩、ナンプラー、レモン、ハーブのみであっさり。カオパッは日本でも知名度が高い、タイ風焼き飯。レストランによってオイスターソースが使われますが、ここでは塩、ナンプラー、砂糖のみ。しょっぱい味付けはビールが進みます。

タイに行ったら忘れてはならない、スイカジュース。お砂糖が入って甘めなのですが、暑い日、観光の合間にチューっと飲むと生き返ります。アイスクリームよりも絶対オススメ。スイカ以外にもマンゴージュースや、パパイヤジュースなど、お店によっては種類も豊富。

ソムタムタイは辛い青パパイヤのサラダヤムウンセン(春雨サラダ)と並ぶ、タイを代表するサラダです。しかしこれは辛い!「青パパイヤ・唐辛子・唐辛子・唐辛子・青パパイヤ」くらいの配分です。味付けはナンプラーがメイン。付け合わせの青い豆やキャベツが辛さを緩和させるはずなのですが、全く効き目が現れません。

ザボンのサラダというのも今回初めてチャレンジしました。さっぱりした味が印象的。味付けもレモンとナンプラーだけっぽいです。

そしてプーパッポンカレーはカニと卵のカレー。味付けは甘めで濃厚です。ここでもビールが進みます。辛くないカレーなので、辛さが苦手という方はぜひお試しあれ。

ショッピングや街歩きに疲れたら、フレッシュココナッツジュースを飲むのもいいですね。

小腹が空いたらぜひ、タイ風パンケーキを。クレープより薄く、生地は甘くありません。中身はバナナなどのフルーツだったり、卵やハムなどの食べ物系だったり。バナナパンケーキには練乳とチョコレートソースをたっぷりかけてくれるので「ニッノイカー」(ちょっとだけね)との声かけを忘れずに。

カオパッも美味しいですが、一度は食べたいパイナップルライス。チャーハンが甘いってどう言うこと?と始めは思うのですが、辛いものばかりを食べていると時には甘いものが食べたくなるのかもしれません。黄色いのはサフランで色付けしているようです。

料理名忘れちゃいました、豚肉の甘い炒め物はレモングラスと一緒に食べると消化に良さそう。

そろそろ味の濃いタイ料理に飽きて来たら、日本のしゃぶしゃぶをタイ風にアレンジしたMKのしゃぶしゃぶでお野菜を多めに。MKは今は日本にも進出しています。オーダーは端末からもできます、これも日本風?

あークイッティアオを食べずに日本には帰れないーと最後に駆け込みセーフ、空港内でクイッティアオナーン(タイ風汁そば)を食べようとしたのですが、結果的にトムヤムラーメンを一食。

ローカルビールはシンハー、チャーン、タイガー。アジア各国のビールもありますし、欧米のビールはハイネケンが主流でしょうか。日本では苦いビールが苦手な私も、アジアの氷入りビールは好きです。暑い外で食べるときはアルコール度高めのワインやハードリカーが進まないからかもしれません。

こうやって並べてみるとやっぱり食べ過ぎ(笑)まさに食い倒れタイ!また行きたい!!