8ヶ国語を話すマルチリンガルの個人ブログ

TOEIC800点以上なのに「話せない」人が2日で「話せる」に変わる方法

マルチリンガルメソッド集中講座

2018年はオリンピックの仕事に忙殺されて講座開催数が激減していましたが、2019年は年始より順調に開催できています。何度も開催しているという講座もしばらくぶりだと勘が鈍ってしまうので、現在はモニター価格5,000円でお得に新講座を開講中。やっぱり講座は辞められないなと実感しているところですが、やはり思うのが私の講座に来られる方のレベルのなんと高いこと。英語が話せない方をターゲットにしているはずなのに、「TOEICの点数は800点なんですけど、話せなくて」と来られるのです。

そんな講座参加者を観察していて気づいたことをまとめてみました。TOEIC800点以上なのに「話せない」と感じている方のヒントになればと思います。

そもそも話せるってどういうこと?

『30日で英語が話せるマルチリンガルメソッド』発売前、発売後で最も変わったことは、講座に参加される方の英語レベルです。それまでは知人や、既にレッスンを受けてくれたお客様のご紹介が多かったため、経営者の方がとても多かったのが、いわゆるビジネスエリートと呼ばれるような「エリート会社員」の方が増えました。

経営者の多くは「大学卒業以来、一切英語はやってない。でもこれから海外進出するので英語が必要」とおっしゃる方が本当に多く、20年ぶり、30年ぶり。反面「エリート会社員」の方は社会に出てからもずっと英語を勉強してきたという方が多く、TOEIC必須という企業の方は「TOEIC800点以上なんです」という方も少なくない。それだけ勉強しても、いわゆる「英語を話す」練習はほとんどしてこなかったというのが「話せない」理由ですが、そもそも「英語が話せる」ってどういうことなんでしょうか?

マルチリンガルメソッドでは「英語が話せる」ということを「いつでも、どこでも、誰とでも、3つの話題までなら、30分くらいまで話せる」と定義しています。

仕事でもプライベートでも知らない人に初めて会って話すのが、大抵1時間以内、というのが理由です。1時間以内の会話で、自分が話しているのはその半分、と考えると30分だから。それでもこのレベルまでスラスラ話せるようになるには、毎日少しでも30日間くらいは英語でアウトプットする練習が必要。

話すコツは、実はとてもシンプル

「これだけ英語を勉強してきたのに、何で話せないのか」と悩んでいる方に向けて開催している2日間集中講座でやることはとってもシンプル。

1. 自分に合った学習方法を知る
2. 英語でインプット→すぐ英語でアウトプットする
3. 自分の英語が「通じる」を体験する

一つ目の自分に合った学習方法については『2時間で目覚める英語』でもご紹介していて、言語に限らず私たちが学習をする場合、人によって「読んで学ぶこと」が得意な人(視覚優位)と「聴いて学ぶこと」が得意な人(聴覚優位)、そして「体験しながら学ぶこと」が得意な人(体感覚優位)とがいます。「話せない」と悩んでいる方の多くは「読んで学ぶこと」が得意なので、読み書きで結果が出せる筆記試験には強いんです。

先日金沢で開催した合宿に参加された方の一人は典型的な「読んで学ぶこと」が得意なタイプ。彼女は目からあらゆる情報を取得し記憶するのが得意なので、講座で読んだ洋書の説明をする際も、本の紙を触った感触、表紙などを細かく観察して話します。一方、私は「聴いて学ぶこと」が得意なタイプなので、実はその洋書を買ってきたのは私なのですが言われて初めて「え、そんな表紙でしたっけ?」と聞く始末。

私のようなタイプはともかく「筆記テストは割と得意だけど、話すのは苦手」という方は、やっぱり英語のアウトプットも「書く」ことからスタートするのがオススメ。そして自分で書いた文章を「音読」するのです。はじめは2ステップとなってしまい、面倒と感じるかもしれませんが急がば回れ。小さいノートをポケットに入れて持ち歩き、何でもちょこちょことメモ書き、家に帰ったらその日のメモをスラスラ音読するのがいいですよ。

二つ目のインプット→すぐアウトプットという方法にもっとも適しているのはニュースサイトや音声教材を使うことです。一つ目で「読んで学ぶこと」が得意な人は、Japan TodayHuffPostなど、比較的やさしい英語で書かれたニュース記事を読んで、3〜5行くらいで簡単に要約しておきます。「聴いて学ぶこと」が得意な人は英語の音声教材を15分聴いた後に、3分くらい(やはり3〜5行くらい)で聴いたことをまとめます。この英語でインプット、すぐアウトプットというのがとても重要で、この練習だけでも10日間毎日続けたらかなり「話せる力」がアップします。

三つ目の「自分の英語が通じる」のを体験する、は英語を使う場に出かけていく、あるいはオンライン英会話等でも手軽にスタートすることができます。多くの方はすでに英語力が高いのに「自信がない」状態で、話せないと思い込んでいる。慣れないうちは「何でこんな簡単なことしか言えないんだろう」と思われるかもしれませんが、そもそもあなたの人生において日本語で会話をしてきた時間数と英語で会話をしてきた時間数を比べてみてください。ほとんどの方が日本語を10とした場合、英語は1未満なのではないでしょうか?

大人になってからの英語学習は論理的かつ戦略的な習得が可能なので、1を2、2を3にするのに日本語と同じだけの時間はかかりません。少しずつでいいから、英語を「口に出して話す」時間を増やす。独学ではなかなか、という方はマルチリンガルメソッド集中講座で自分の英語力を「話せる」英語にアップグレードしてみませんか?プレジデントウーマンや週刊ダイヤモンドでも話題になった講座の詳細ページは下記サイトからご覧いただけます。

TOEIC800点以上の話せない人へ