言葉というものはやっかいだ。
人は言葉を介さないと、自分の思いを他人に伝えることができない。
リーダーやインフルエンサーの言葉は、人を鼓舞する。
一方で友人やパートナーの言葉が、人を傷つけることがある。
目次
私が言葉に対して興味を持ち始めたのは、ある友人の一言がきっかけだ。
短大時代に同じクラスだった彼女は、卒業後に地元企業で働き始めたと留学中に便りがあった。
数年後に日本で再会した彼女は私に「ありがとう」と言った。おみやげも渡していないのに。
聞くとメールやり取りの中で、私が書いた”言葉”をきっかけに、彼女は「やっぱり夢をあきらめたくなかったから、働きつつ勉強して、志望通りの航空会社に転職できた」と言うのだ。私としてはどんなやり取りをしたかも忘れているから、すごく感謝されても困る。
外資系で12年も働いていると、お金とお休みがちゃんともらえる。
旅に出る度に増えていった話せる言語は、8ヶ国語まで増えた。自由に意思疎通ができる言語もあるが、もちろんカタコトに足が生えたような言語もある。数も増やしたが、質にもこだわった。具体的には日本語と英語の。
うっかり失言してしまうこともあった(今もある)が、「言葉」には常に気を遣ってきた。なぜなら、人が言葉で人生を変える瞬間を何度も見てきたからだ。なぜ人が「その言葉」を使うのか、「言葉」によって人がどんな感情を持ち、行動に移すのか、いや行動に移してしまうのか。
プロジェクトマネージャーという仕事は「言葉」だけで人を動かす。
直属の上司でもなく、働いてる部署や会社も異なる、居住する国すらバラバラのメンバーを、席を並べることなく率いて期限や予算を超過することなく仕事をやり遂げるのが仕事だ。コンサルと違うからピザやボーナスで釣ることもできない。本当に「言葉」だけでチームをまとめ、脱落者を出すことなく、約束ごとを完遂する。
成功率が52.8%というITプロジェクト*を遂行する現場に12年いて、成功率90%以上をキープし続けてた私が、「言葉」を仕事にするようになったのは、ある意味、自然な流れだったのかもしれない。本人にそんな自覚も気概もなかったけれど。
私の仕事は、表向き「英語を教える」ことだけれど、私が英語を教えることはない。私の仕事は、クライアントが「英語を学びたくなってしまう」ように、あれこれと声をかけ続けることなのだ。そして、結果は英語以外の形となって現れることもある。
時々グループレッスンに参加していた友人からは、転職の相談を受けて、正直に感じたことを伝えたら「希望勤務先を外資系に変えたら年収が3倍にアップしました!」と報告があった。
独立したがってた医師の友人からは「なぜか医局長になってしまいました」、才能があるのに稼げていなかった(失礼)友人からは「片手間の副業で初月20万稼げたので会社辞めます」(え?)といった報告が、ときどき寄せられる。
ますます脳科学や心理学を学び、今まで以上に「言葉」を研ぎ澄まして使うようになったから、という訳なのだろうか。いつの間にか私のイメージは「英語の人」ではなくなって「シャンパンの人」「言葉の人」となったらしい。「英語」と「言葉」は似て非なり。
先月お誕生日を迎えたので、バースデーキャンペーンというのをやってみた。2014年以来はじめての「無料でどんなことでもご相談いただけます」というものだ。
「きっとこの機会に英語のお悩みがたくさん来るだろうから、そうしたら高額コースをご案内しよう(シメシメ)」という私の腹黒い魂胆は、いともあっさりと裏切られた。英語の悩みを相談してくれたのは、たった3名のみだった。
7月11日から8月14日まで、毎日平均4名、合計92名、一人1時間としていたけれど余裕で超過した人もいたから約100時間、セッションを続けた。
話を聞きながら書いたメモは、合計33,144文字。
中にはランペの文言を一緒に考えたり、クライアントへ出すメール文や、プロフィール文を作成し、終了後にメールでプレゼントした。繰り返すが、アフターフォローも含めて全て無料。
すぐに行動に移した人の中からは、既にいくつかご報告をいただいている。
・150万円払った起業スクールより学びがピンポイントでした!
・今までは学んだら「行動しなきゃ」だったのが、「行動したい!」と思えました
・早速プロフィールと発信内容を変えたら、お申し込みがありました!
・1週間で44万円のご成約1件ありました
・ずっと悩んでた高額商品(60万円)が出来上がり、見込み客から成約いただきました♪
・売らないバックエンドの売り方がストンと腹落ちしました
・女性経営者ならではのビジネスの進め方というお話を聞いて、悩みがスルスル解決しました
1ヶ月100時間を駆け抜けて気づいたことがある、これまで自分自身でも言語化できていなかった、自分の強みだ。
私には、誰かと話していると、その人の魅力や大事にしていること、本当にやりたいことが「言葉」となって見えてくる。ちょっと怪しげな表現をすると、降りてくる感覚かもしれない。ふっと湧きあがったその「言葉」を相手に伝えると、その人は驚いたり、泣いたり、感動したりする。それがその人の、本来の姿、だからすぐ行動したくなってしまうのだ。
という訳で、前置きが随分と長くなってしまったが、そんな自分の特技を新しいサービスとして正式に売り出すことにしようと思う。名付けて「”シン・ブランディング”セッション」だ。うむ、カタカナが多すぎてなんだか分からないな。「言葉」を扱う経営者として誠に由々しきことである。
要は「あなたが言語化できていない、あなた自身の本来の魅力(ブランディング)、得意なこと、やりたいことを見つけ、お伝えします」というものだ。
更に、若干名で自分の魅力(ブランディング)は分かったけど、具体的に
①どの順番で、
②どんなサービス(SNS、ブログ、ツール)を使って、
③発信したらいいかわからない、
④商品設計をしたらいいかわからない、
⑤売り方がわからない、
という方向けの具体的ステップを明確にするところまでサポートしようと思う。
まずはトライアルとして期間限定で募集するので、
・起業2〜3年目で迷走している
・自分の魅力(ブランディング)が自分ではわからない
・起業スクールでたくさん学んだけど、あれこれ学びすぎて思考停止中
・正直、売れなくて困ってる
・圧倒的ナンバーワンになれる分野を見つけたい
・高額(バックエンド)商品が作れない
・高額(バックエンド)商品作ったけど、1件もご成約がない
・お金や時間かけてプロモーションしたけど、失敗した
といったお悩みをお持ちの方は、まず初回セッション(3万円)を受けてみて欲しい。損はさせないから。
お申し込みはこちらのリンクから受付中
*2018年日経BP社調べ