8ヶ国語を話すマルチリンガルの個人ブログ

高校時代のマサエ、初の海外留学で視野を広げる

イギリス高校旅行記

「やっぱり留学したら英語を話せるようになりますか?」

という質問をいただきますが、答えは“高校時代”なら・・・YESです。私の留学経験から、印象に残った話をご紹介します!

目次

留学先は湖水地方・・・の先!

私が留学先に選んだのは、イギリスでした。その頃、関西弁しか話せないことに大きなコンプレックスを持っていた私は「身につけるなら”正しい英語”を学びたい」と思ったからです。

イギリス留学っていうと、やっぱりロンドンを想像する方がほとんどだと思いますが、私の留学先は、ロンドンから約400キロ離れた、16の大きな湖と小さな無数の湖が点在するカンブリア地方の国立公園のある“湖水地方”。

詩人のワーズワースや、『ピーターラビット』の著者ビアトリクス・ポターなど、多くの作家を魅了してきた土地・・・からさらに!北のスコットランド国境の近く。一言で説明すると「めちゃくちゃ田舎」です。

東京やロンドンなど、都会の喧騒から離れた、自然が豊かで人も優しい、素晴らしいところでした。。。

留学の目的は人それぞれ

留学の目的は、”英語がペラペラしゃべれるようになる”ことだけではありません。

その国の人はもちろん、英語を学びに来ている世界中の留学生とコミュニケーションをとり、友達になることも素晴らしい目的なんです。友達づくりの過程で、英語の上達もぐんぐん加速していきます。

留学中に出会った日本人の男の子は、ホストファミリーから心配されるほど無口な子でしたが、帰国時にはとても楽しかったと大満足でした。

せっかく英語を学びに来たのだから、もっと積極的におしゃべりすれば・・・という考えもありますが(当時の私はそう思っていた)、彼にとっては「一人、親元を離れて海外で暮らす」こと自体がとてもエキサイティングで開放的、そして毎日新たな発見や気づきがある豊かな日々だったのかもしれません。

イギリスの“なまり”は地方ごとにかなり違う

留学時にお世話になったホストファミリー。私のホストマザーはボーディングスクール(寄宿舎学校)に通ったいわゆるお嬢様で、カンブリア地方特有の“なまり”はなく、きれいな標準語を話してくれたおかげで、私もすぐ同じように標準語で話すようになりました。

ステイ先のコミュニケーションは、まあまあ順調だったものの、学校ではやや困ったことが・・・。

留学先の高校の授業は選択制で、学校の授業が始まる前に、校長先生(Principal)との個人面談がありました。生まれて初めてイギリスに到着して2日目の私は、校長先生が何を言ってるかわからず(笑)、ホストマザーに通訳(なまりのある英語⇒標準語)してもらいました。

それ以降、廊下で校長先生と会うたびに、他の生徒に「マサエには僕の英語が伝わらないから、誰か通訳してよ(笑)」って毎回ジョークを言われてしまいました。

校長先生だけでなく、先生のなまりは実はほとんど分かりませんでした(笑)。同い年の友達は、私に対してはゆっくり丁寧に話すことを心がけてくれたので、割とすぐに理解できましたが、授業を理解するまでは3ヶ月ほどかかりました。

イギリスは今でもウェールズ、スコットランド、イングランド、北アイルランドに分かれていますが、古い国なので日本同様小さい「国」に分かれていた歴史があり、地方により方言がかなり異なるのが特徴。

そうとは全く知らず田舎にホームステイした私ですが、ホストファミリーが”きれいな英語”を話す人で本当にラッキーでした!

ホームステイ先での過ごし方

ホームステイ先は一般の家庭でした。ステイ先では、まずその家庭のやり方を教えてもらいます。食事の時間や、シャワーの使い方、門限の時間などなど、家庭によってさまざま。

私の場合は、受け入れが初めてというファミリーでしたので、お互いに手探りで適度な距離を見つけていきましたが、ぶつかることももちろんありました。

私のホストマザーは家事全般ニガテ、特に料理は大大大のニガテでした。でも美味しいものを食べるのは大好きで、家にはレシピ本がたくさんありました。

私はといえば、小さいころから親が共働きで、高校くらいになると母親の帰りが遅い日の料理当番は私ということが多かったこともあり、料理は得意。ステイ先でも料理当番は私になりました。

レシピ本から作りたい料理を選び、ホストマザーに伝えておくと材料を揃えておいてくれるので、学校から帰ったら毎日スイーツや料理を作ってました。ピザを生地から作ったり、スコーンを週2回作ったり。楽しかったし、レシピ本が良い感じでシンプルな英語なので、英語の勉強にもなりました。

私のリーディングスキルは、高校のテキストというよりは、レシピ本で学んだと言っても過言ではありません(笑)

留学生はお客様ではありませんし、ホームステイ先はホテルではありません。自分も家族の一員という気持ちで出来る事をすることで、コミュニケーションも円滑になり、英語も上達も早まります♪

まとめ

海外留学の目的は人それぞれですが、めいっぱい楽しみながら過ごしながら英語を上達したいなら、高校時代の海外留学はオススメです!

ホストファミリーや学校の先生、友人たちと一緒に過ごすことで、英語がメキメキ上達していきます♪

今日は「子供を留学させるか迷ってる」とよく相談いただくこともあり、かなーり昔の記憶をたどり、マサエの初留学体験記を書いてみました。留学に興味のある人や、お子さんの留学を考えているご両親やご家族の参考になれば幸いです。

次回は「留学して良かったこと」について書きたいと思います。
このブログを読んで、この続きを聞きたい、こんな話をしてほしいなどありましたら、お気軽にメッセージをお送りください。

それではまた次回をお楽しみに!

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