8ヶ国語を話すマルチリンガルの個人ブログ

インドの言葉でありがとう「ダンニャワー(ド)」

出版社の編集者さまは美味しいお店をたくさんご存知です。大物作家さんや著名人作家さんを抱えることが多い編集者さまは常に「美味しくてコストパフォーマンスが良くて個室も備わっている」お店を探求されているのです。

そんな編集者さまからご紹介いただいた四ツ谷のお店。メインは「ひつじのお肉」。私がひつじのお肉が大好きなことを知らなかったはずなのに「新年会も兼ねていかがですか?」のお誘い。

私がひつじのお肉が好きになった直接のきっかけは札幌でジンギスカンを食べたこと。しかし本当にひつじラブになったのはニュージーランドに行ったのが理由です。

当時オーストラリアに住んでいた私に友人から「ニュージーランドに行かない?オーストラリアから近いよ」と誘われ、南島を1週間で巡るツアーを計画。友人は東京からクライストチャーチ入りしましたが、私はシドニーからなので往復3万円でチケットを購入しました。大自然あり、ワイナリーありドルフィンスイムあり、温泉あり、氷河ハイキングあり、美味しいお魚あり、美味しいひつじのお肉ありのニュージーランドは1週間で満喫するには短すぎて、翌年には再訪したほどです。

話がそれましたが、ひつじのお肉はワインと合う上に太りにくいとか。太らないと言うのは実験したことがないのでわかりませんが、ワインに合うのは事実です。オススメの調理法はオリーブオイルとローズマリー、少しのお塩で和えてからさっと焼くだけ。西洋風一品が出来上がり。

また話がそれましたが、ご紹介いただいた「ひつじのお肉」専門店。ひつじといえば北海道、ニュージーランド、そしてハラール料理(別名中東料理、イスラム教徒の方が食される)。キッチンやフロアでキッチンで忙しく立ち働いているのはインドの方っぽいですが、「インド=ひつじ」と言うイメージがないため、パキスタンの方かしら?と勝手に想像しておりました。お会計を済ませて帰り際に尋ねてみると「シェフは全て腕利きの人たちに特別にインドから来ていただいています」

インドといえばヒンドゥー教がメインですが、外務省のサイトによるとヒンドゥー教徒(79.8%)の次に多いのがイスラム教徒(14.2%)です。12億1,057万人(2011年国勢調査)の14.2%は約1.7億人。日本人の総人口数をはるかに超えるインド在住の方がイスラム教徒ということになりますから、ひつじのお肉もたくさん食べるのかもしれません。

ひつじのお肉は身体が暖まるような気もするので、冬にオススメのおかず。伊勢丹新宿店のお肉コーナーでは、オリーブオイル&ローズマリー&にんにく&お塩で味付けされたお肉が買えます。

もしインドの方やパキスタンの方が働かれているお店で召し上がるなら、食後にはぜひ「ダンニャワー(ド)」(ありがとう)と。とても喜んでいただけます!